自動生成アート
B1サイズのポスターを作成するにあたり、ビジュアルデザインの要素として、「ジェネレーティブアート」を採り入れた試験的な作品です。人間の手では描画が難しい細かく・大量の規則的な表現を自動化し、見る者を圧倒するビジュアル表現にチャレンジしました。
なお、技術的には、「Adobe ExtendScript」を利用し、PhotoshopやIllustratorを自動制御することで、描画を行っています。
- 制作年/参画時期
- 2008年
- 形態
- ポスター(B1サイズ)
- 種別
- 視覚表現(ジェネレーティブアート)
- 案件フェーズ
- 大学の課題
- チーム規模
- -
- 役割
- -
大量の曲線が織りなす集合美
本作品は、画面いっぱいに大量の曲線を描画したものです。ある程度の規則性は持たせつつ、「ブレ」となる乱数に若干の幅を持たせることで、やや自然的な雰囲気を醸し出しています。
大学のシンボルを使った表現
続いてこちらは、多摩美術大学のシンボルマークをモチーフとして使った作品です。小さなシンボルマークが集結し、一つの大きなシンボルをかたどっています。
シンボルマークは、規則的に整列しているように見えますが、よく見ると一部は本来の場所から離れ、大きなうねりを描いているようです。
写真を構成要素として使った表現
最後は、電源コードの写真をパーツとして使った作品です。画面内にランダムに電源コードの写真が並びますが、必ず始点と終点はプラグの写真が選出され、長短様々なコードが紙面に敷き詰められたような不思議なビジュアルとなっています。
乱数で自動生成するため、スクリプトを走らせるたびに、毎回異なる組み合わせで描画され、生成されるパターンは無限にあります。